実力テストは「実力」なのでノー勉で大丈夫だ!
残念ながら実力テストでも高得点をとる人はきっちり勉強してるんだ。
でも定期テストに比べて全然点数がとれないんだけど、どうすればいいの?
確かに実力テストは定期テストに比べて範囲が広いし、難易度も難しい。
そりゃわかってるけど、どうすればより良い点数がとれるか教えてよ。
まずは実力テストの過去問か難しめの問題集を解く、そして苦手な範囲をもう一度勉強することだね。
タッド先生がいつも言ってる逆算方式の勉強法ね。じゃあ早速、予想問題を解いてみるよ。
実力テストは範囲が広く、難易度も高いが正しい勉強法をすれば必ず良い点がとれるよ。
まずは中学3年生であれば毎回の授業をきちんと受けていることが大前提だぞ。
まだきちんと授業を受けられていない人は今からでも遅くないので授業態度や提出物を頑張って!
私が言っている「逆算方式」というのは、入試からの逆算。
つまり、現在時点で公立高校や私立高校の入試過去問を解いて、合格最低点に達していれば大丈夫ということ。
足りていない場合は、自分の苦手な範囲や分野を勉強して最低合格点まで持って行く。
それぞれ進学先の偏差値は違うし、100点を目指さなくていいんだ。
意外とここ大事!
そ、そうだったんだ。
中学3年生の実力テストは、5~6回ある。
5回だとすると、11月の第3回と12月の第4回が私立高校を決定するのに最も影響があるんだ。
この記事の予想問題は、第1回実力テストを想定して、地理と歴史から作られた問題。
実際に公立中学校で使われた問題を少しアレンジしているので、解答してみる価値はあるよ。
テスト前に一度解答しておくと5点は確実にアップするぞ!
解答用紙と模範解答、丁寧な解説もつけたので、ぜひ一度だまされたと思って解いてみて欲しい。
もう既に3回目が終わったという人も地理と歴史の問題を解いておいて損はない。
むしろ実力テストや入試で頻出なのが地理、それも地形図や縮尺、地図記号、等高線、時差だったりする。
基礎固めのために1回目じゃないよって人も地理と歴史を解いてみよう!
社会科は学校によって進み方が異なるので、学年やテスト名に関わらず、範囲の記事を選んでね!
1個ずつ買うより920円お得に購入できます。
詳しくは下記の記事を参考にしてください。
※本ページはプロモーションが含まれています。
問題
解答用紙
模範解答
解説
1.
(5)答えはキリスト教でア。
ちなみにイ~エは何の宗教かわかる?
こういうところが実力テストや入試に向けた勉強方法ね。
現在でも最も宗教人口が多いのがキリスト教。
次いで多いイはイスラム教。
ウは仏教ではなくヒンドゥー教。
世界三大宗教は「キリスト教、イスラム教、仏教」と習ったけど、人口の多いインドで多いヒンドゥー教が3位なんだ。
世界一人口の多い国はどこ?
中国!
なんと2023年にインドが中国の人口を上回ったんだ。
とにかく人口の多い国で信仰されているヒンドゥー教が3位。
エが仏教。
(6)
ほらきた雨温図!
私の過去問解説を見ている人ならすぐに気づいたよね。
繰り返し出題され、毎回見分け方を解説してる。
今回は西岸海洋性気候のロンドンを答えろって問題。
まずどこを見る?
折れ線グラフで示されている気温。
山型になっているのが北半球で、谷型が南半球。
真ん中の7月あたりの気温が高いと北半球だし、逆に低いと南半球の国。
じゃあAがシドニーで消せるよね。
残るは西岸海洋性気候のロンドン、温暖湿潤気候の東京、地中海性気候のアテネ。
夏に梅雨があり降水量を表す棒グラフが山型になっているCが東京。
全体的に降水量が少なく、特に夏に少ないDがアテネ。
Bがロンドンになる。
すべて「温帯」のなかでの区別だったので難しかったかも。
でもコツを押さえれば大丈夫!
年間を通して降水量が少ない地中海性気候では、乾燥に強いオリーブやぶどう、小麦、コルクガシが栽培されている。
地中海性気候だけど、地中海式農業。
スペインやフランス、ギリシャ、イタリアなど地中海に面した地域で行われている。
ピザやパスタ、ワインなどを思い浮かべたかもしれない。
小麦はピザ、パスタの原料、ぶどうからワインができるしコルクで栓をするよね。
社会科は関連付けて覚えると忘れにくくなるよ。
もっと知りたい人はこの記事も参考に!
(7)「思考・判断・表現」が問われる問題。
私は現役時代、この問題の点数を含めて「思考・判断・表現」をA~Cで評価してた。
だから難しいけど、頑張って解答して欲しい。
ポイントは「総額と品目に着目して」説明すること。
あ、グラフが見にくくてすみません。
グラフから読み取れること
輸出総額:15549億円 輸入総額:42100億円
輸出上位:自動車、石油製品、機械類
輸入上位:石炭、液化天然ガス、鉄鉱石
輸出総額より輸入総額の方が多く、輸出は加工された工業製品、輸入は原材料。
これらを文章にすればいい。
必ず「総額」と「品目」の2点から書いてね。
(8)
出た時差!
時差は時差の問題でも難易度が違う。
少し難しい方かな。
今回のような問題の場合は、まずイギリスか日本のどちらかの標準時に合わせてから計算をするという順番がおすすめ!
ではやってみよう。
日本時間の6月27日10時に大阪に到着したけど、イギリスでは何時になるだろう。
イギリス(経度0度)と日本(東経135度)の時差は135÷15=9時間。
イギリスは日本より9時間遅いので、イギリスは6月27日1時。
イギリス時間の6月26日13時に出発して、6月27日1時に到着したので12時間となる。
今回はイギリス時間に合わせ計算したよ。
(9)「すべて」選びなさいという場合、解答が2つ以上のことが多いよ。
2.
(1)大問1(5)で解説したように、2023年で既にインドが世界一の人口になったよ。
(2)これまた地理の頻出問題!それに意外と盲点なんだ。
赤道の位置は下図の3ヵ所を押さえておけば大丈夫!
(3)
①プランテーションといえば、植民地で行われた単一作物を大量に栽培するモノカルチャー経済のこと。
植民地を支配していた国のために、同じ作物をたくさん作らされたんだ。
コーヒー、カカオ、タバコ、天然ゴム、サトウキビ、綿花など。
同じ作物ばかりを作って成り立っている経済をモノカルチャー経済というのでセットで覚えよう。
モノカルチャー経済は同じ作物に頼っているので、天候などの条件で不作になった場合、他に頼れないので大変なんだ。
CのインドネシアかDのインドの可能性があるけど、天然ゴムといえばCのインドネシア。
②Eのカザフスタン。
ロシアの近辺の国を選べればオッケー、国名は不要。
(4)
⑤賃金が安い、人件費が低いなどでもいい。
ただ最近では中国でも賃金など人件費が高くなって、東南アジアの国へ工場が移転している。
(5)まずBがサウジアラビア、Dがインド。
まず図3のどこに注目する?
年間平均気温を見ると、YとZは20度を超えていて暖かいが、Xだけが10度台。
よってXは中国。
さらにYの年間降水量は他に比べて少なく乾燥していて、輸出の70%以上を原油が占めているのでサウジアラビア。
Zがインド。
(6)
②1964年あたりまでは植民地を管理していたイギリスが最大の輸出相手国だった。
しかし、それ以降は中国や日本をはじめとするアジア州の国が輸出相手国の上位になったんだ。
(7)北欧の国名ってややこしいよね。
ノルウェーにスウェーデン、フィンランド。
スカンディナビア半島の一番上に乗っているので「乗る上~(ノルウェー)」と覚えよう!
(9)
まずはどこに注目する?
発電方法は大きく分けて、原子力と火力、水力の3つ。
原子力発電といえばフランスなんだ。
だから④の突出して高いCが原子力。
そして①のAは①の国の中でも多くを占め、他国に比べても多い。
Aが水力発電、自然豊かなノルウェーだからこその発電方法。
それがわかれば答えがわかるよね。
3.
(2)大和朝廷があったは5世紀。
5世紀の東アジアはめちゃ大事!
教科書を見てみれば「5世紀頃の東アジア」の地図が必ずある。
朝鮮半島は、新羅と百済、高句麗の三国、中国は北魏と宋の二国に分かれていた。
(5)
A:中尊寺に限らず「世界遺産」は入試や実力テストでよく出題されるぞ!
歴史の教科書の表紙裏か背表紙裏に世界遺産が載っているので、時間を見つけて見ておきたい。
4.
(3)
どのように考える?
中国の歴代王朝の知識があればいいし、最悪なくても解ける。
まずエの甲骨文字は殷の時代なので一番古い。
ウの邪馬台国がアの大和政権よりも古いので、ウ→ア。
簡単にいうと殷→周→秦→漢→三国時代(魏呉蜀)で、卑弥呼が遣いを送りもらった名前が「親魏倭王」。
つまり、魏の皇帝からもらったってこと。
アの内容は、大和政権であり、朝鮮半島が高句麗、新羅、百済で争っている時代は5世紀。
これらを組み合わせると答えが出るぞ。
(4)
アの遷都の理由もおかしい。
「平安京」への遷都は、貴族や寺社から政治への口出しを減らすためもあった。
藤原氏が摂関政治を行い力をつけてくるのは、むしろ平安京へ遷都してからの平安時代。
5.
(1)桓武天皇は平安京へ遷都した平安時代の天皇。
イ~エは奈良時代。
(2)壇ノ浦の場所を地図上で答えさせる問題を出したことがあるぞ。
(5)ライバルと差が出る問題。
①この碑文の資料は教科書に必ず載っている。
問題文にもある通り、正長の土一揆に関するもの。
一揆は民衆の力が高まった室町時代によく起きたんだ。
②正長の土一揆は「徳政令」を要求したもの。
「徳政令」って一度、鎌倉時代の元寇の時に聞いたことがあるよね。
つまり、借金の帳消しを要求したの。
まとめ
中学3年生になれば、勉強方法は逆算方式だ。
もし、志望校が決まっていれば過去問を解いてみるといい。
公立高校なら東京都や大阪府など、この記事のような実力テストの過去問でもいいぞ。
まずは解いてみて、どれだけ取れただけでなく、自分は意外と地理が苦手だったなどに気づくことが大切。
さらに地理の中でも気候区分や雨温図、世界地理の中でもアメリカなど具体的に苦手分野を絞り込む。
苦手分野がわかれば、もう合格したも同然。
一問一答式の問題集でアウトプットをしたり、参考書でインプットすればいい。
過去問を解くメリットは、それぞれの学校の特徴を知ることができる。
江戸時代って毎回出題されてね!?
意外と地理の地形図って出題されるし、苦手。
「伊能忠敬」と答えさせるより、ア~エと記号で答えさえる問題が多い。
毎回、記述式の問題が2問出題されている。
3年生の授業でよく言っていたが、「特徴がわかれば良い意味で山を張れる」のだ。
5教科あり、入試前にあれもこれも勉強できない時に、山を張れれば時間を短縮できる。
言葉としては好きではないが、「コスパが良い」学習ツールを紹介するぞ!
3年生も夏休みまでは部活動がある。
5回の実力テストに5回の定期テスト、そして最後に入試。
多忙な中で効率的にアウトプットができ、かつ成績を上げることができるのは「スタディサプリ」。
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1万問以上の演習問題でアウトプットできる。
さらにオススメなのが、勉強しづらい定期テストでの4教科の対策ができること!
私自身も現役時代は4教科の勉強に苦しめられた。
社会科の評定「5」も音楽の評定「5」も内申点では同じウエイトだからだ。
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