第1回実力テストはいかがでしたか。
この予想問題は第2回実力テストを想定して作られています。
実力テストは5回あるとすれば、特に私立高校の決定に参考とされるのが3・4回目です。
しかし、1回目から成績には入るので油断はできませんね。
問題を解いてみていかがでしたでしょうか。
「難しい」と思われた方が多かったかもしれません。
自信をなくしちゃったよ
大丈夫!
しっかりと解説をしていきますので、地理と歴史をゆっくりと思い出してください。
なぜならこの後の実力テストや入試でも地理と歴史がよく出題されるのです。
さらに問題を解いているうちに、出題パターンに気づくでしょう。
ん、地理の地形図って毎回出てる!
雨温図もだし、江戸時代もよく出てるわ。
うん、よく気づいたね。
逆にマンモスとか竪穴住居とか見たことないでしょ。
問題をたくさん解いているうちに、実力テストや入試の出題傾向を知ることができるんだ。
ただ入試で満点を取る必要はありません。
自分が取れる問題をしっかりと増やしていけば、これからでもまだまだ間に合いますよ。
範囲
地理:世界地理・日本地理(東北地方)
歴史:奈良時代~太平洋戦争
社会科は学校によって進み方が異なるので、学年やテスト名に関わらず、範囲の記事を選んでください!
1個ずつ買うより920円お得に購入できます。
詳しくは下記の記事を参考にしてください。
問題
解答用紙
【中3】実力テスト過去問(範囲:地理・歴史)【社会】の解答用紙
模範解答
【中3】実力テスト過去問(範囲:地理・歴史)【社会】の模範解答
解説
1.
(1)世界地図の問題です。
経線と緯線。
経線の基準はロンドンを通る本初子午線、緯線の基準は赤道です。
日本とイギリスの時差は何時間ありますか?
9時間です。
経度の差÷15、つまり135÷15=9です。
時差の計算も確認しておいてください。
(4)
雨温図はパターンが分かれば必ず解けます。
まずは気温を示す折れ線グラフは、大きく分けて「山型」と「谷型」の2種類あります。
山型になるということは、夏に気温が高くなる北半球にある地域です。
日本は山型になります。
谷型というのは7、8月に気温が下がっています。
つまり、南半球の地域では北半球と季節が逆になります。
だから谷型であれば南半球の地域になります。
次は降水量を示す棒グラフに注目してください。
1年間でどれだけ雨が降るかです。
日本では梅雨があり、6月頃にたくさん雨が降ります。
もっと細かくみれば、太平洋側は夏に降水量が多く、日本海側では冬に多くなります。
これは日本海側では冬に雪が降るからです。
瀬戸内地方や内陸部の中央高地では、降水量は少ないです。
では問題に戻りましょう。
マナオスは図Ⅰで見ると赤道直下の熱帯の地域です。
赤道より南なので、折れ線グラフが山型になっている「ア」と「ウ」は消せます。
「イ」と「エ」で迷いますが、平均気温に注目してください。
「イ」が27度、「エ」が18.2度です。
マナオスは赤道直下の熱帯の地域なので、平均気温が高い「ア」になります。
気温を示す折れ線グラフは山型でも谷型でもありません。
熱帯ならではの常夏なので、年中暑いのです。
2.
(1)(2)
少し難しい問題ですね。
地理の最初に学習した山地山脈を想像できたでしょうか。
オーストラリアには、東に南北に伸びるグレートディバイディング山脈があります。
アメリカには、西に高くて険しいロッキー山脈(赤色)と西になだらかなアパラチア山脈(緑色)があります。
この問題では、選択すると同時に言語化しないといけませんでした。
高くて険しいロッキー山脈となだらかなアパラチア山脈がポイントですよ。
(3)
また記述式の問題です。
これからは記述式の問題は増えても減ることはないので、資料から読み取ったことを言語化する力をつけておきましょう。
まずオーストラリア、国土は広いですが人が暮らせる地域が非常に狭いです。
東海岸沿いの温帯の地域には、シドニーやメルボルンなどの大都市があります。
次にアメリカ、資料Ⅱを提示されている訳ですから活用しましょう。
隣国との貿易が盛んということなので、「隣国のアメリカに近い場所」という言葉が欲しいです。
(4)
いかにも実力テストらしい問題ですね。
資料Ⅲは、地球を真上と真下から見たものです。
この問題のポイントは、オーストラリアがどのくらいの経度にあるかです。
大体でいいんです、東経、西経!?
緯度はまったく関係ありません。
世界地図を想像してみてください。
賢い方は気づいたのではないでしょうか。
大問1の図Ⅰに世界地図が載っているんです!
テストではあらゆる資料を活用してください
縦に見ると日本と経度はほぼ同じ。
日本とオーストラリアの時差は1時間です。
だから日本の東経135度くらいを探すのです。
本初子午線が太字で書かれているので、そこから東経135度、4分の3くらいにあるのは「D」になりますね。
3.
(2)
また雨温図の問題です。
今度は日本における見分け方です。
日本は北半球の国なので、どの雨温図の折れ線グラフ(気温)も山型になります。
ポイントは降水量を示す棒グラフです。
棒グラフでも山型と谷型があります。
山型は夏に雨が多い太平洋側、谷型は冬に雪が降る日本海側の気候です。
Dは太平洋側なので、「ア」と「エ」が消えます。
「イ」と「ウ」がBとDになりますが、Dの方が南に位置するので平均気温が高い「イ」になります。
ちなみにBが「ウ」、Aが「ア」、Cが「エ」になります。
「ア」は「エ」より平均気温が低く、「エ」は日本海側ならではの冬の雪が多いことが特徴です。
世界と日本とそれぞれ雨温図の特徴を再確認しておいてください。
(5)
石油などの重化学工業と違い、軽くて小さいICは車や飛行機で運べることから、高速道路や空港の近くにあることを資料Ⅴ・Ⅵから読み取ることが大切です。
4.
(2)
平安京に都が移されたので平安時代のできごとを選べば「ア」になります。
ちなみに「イ」・「ウ」・「エ」は奈良時代のできごとです。
このように問題を解いた後、他の選択肢をチェックできると、間違えてたとしても問題を最大限に活用した勉強ができますよ!
(5)
室町時代になると、一揆が起こるようになります。
正長の土一揆以外にも、加賀の一向一揆や山城の国一揆などが起きました。
村の自治組織である「惣」が作られ、年貢の軽減を要求し、受け入れられない時には一揆を起こしました。
特に正長の土一揆の碑文の資料は入試などでもよく使用され、このような問題でライバルと差がつきます。
「負い目」とは借金のことで、借金を帳消しにする徳政令を求める一揆でした。
(6)関ヶ原の戦いです。「関」の漢字が「閑」など書き間違いも見られますので気をつけてください。
(7)元禄文化です。大阪や京都である上方を中心とした文化です。
江戸時代後半には化政文化も起こりました。
「ア」は鎌倉時代でC、「イ」は安土桃山時代でD、「エ」は平安時代でCの時期です。
(10)ちょうど1860~65年にかけてアメリカで起きた「南北戦争」というキーワードが入っていれば正解です。
5.
(6)
平民の上に貴族と聖職者が重く乗っています。
当時は平民にのみ重い税が課されていました。
6.
(3)
大正時代ってまた微妙なところを突いてきますね。
では考え方を紹介します
ア:ベルサイユ条約→第一次世界大戦の講話条約→第一次世界大戦は1914年(行く人死ぬ)
イ:アヘン戦争→鎖国していた幕府は、びびって異国船打払令を改め薪水給与令を出しました。
薪水(しんすい)とは、石炭と水で蒸気機関で使用する燃料です。
ウ・エ:昭和です。
大正時代は1912~1926年です。
4択の選択肢を一つ消せれば3分の1、2つ消せれば2分の1になります。
いかに関係ない選択肢を確実に消すかが、正解率を上げるポイントです
(4)
米騒動の流れは理解しておくと暗記しなくても済みますよ。
1917年にロシア革命が起きる→社会主義の拡大を恐れて日本はシベリアに出兵する
→米などの食料が大量に買い込まれることを予想した米問屋が売り惜しみをする
→米問屋を襲う事件が富山県から起こり、全国で米騒動に発展していく
(5)
1945年の選挙法改正で、20歳以上の男女に選挙権が与えられました。
○円以上の納税者や男性だけなどの条件がなくなりました。
年齢と性別とあるので、「20歳以上」と「男女」というキーワードが入っていれば正解です。
(6)①
並び替え問題です。
これもおおまかな流れをつかんでいると年号を忘れても解けます。
1929年:アメリカの株価が大暴落して、世界恐慌が始まる。
各国はさまざまな対応を取る。
・ニューディール政策(アメリカ)
・ブロック経済政策(イギリス)
・植民地をあまり持たない日本は中国大陸への進出を考える。
1931年:南満州鉄道の爆破を自作自演し、中国のしわざだとして満州へ出兵する。
1937年:ついににらみ合っていた日中両軍が盧溝橋で戦闘に入る→日中戦争
1941年:ハワイ真珠湾への奇襲攻撃を加え、アメリカなど世界を相手に戦争を始める。
⑤
1951年、サンフランシスコ講和条約を結び、日本は世界と仲直りしました。
この時、仲直りできなかった国があります。
ソ連です。
1956年(そろそろ行く頃、国連に)に日ソ共同宣言を出し、ソ連と国交が回復しました。
おかげで日本は晴れて国際連合に参加することができました。
入試で大切な最低限の年号に語呂合わせを作ってみました。
お知らせ!
いつもご覧いただきありがとうございます。
実力テスト過去問シリーズの最新作が出ました。
実力テストが5回あるとすれば、私立高校の決定に影響があるのは、第3回と第4回です。
今回は公立中学校の第3回実力テストで実際に使用した過去問を用意しました。
事前に実力テストの問題を解けるってラッキーですよね。
いつものように模範解答と解説を付けました。
一度解答するだけで、5点はアップしますよ!
範囲は、地理・歴史・公民、公民は日本国憲法までとしました。
最高の勉強法は問題を解くことです!
つまり、インプットよりアウトプットが大切なんです。
入試はアウトプットそのものですから。
私もできる限り過去問などをアップしていく予定です。
社会以外の問題が欲しいよ!
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