実力テストが終わったかと思えば、期末テスト。
3年生になると気が抜けませんね。
しっかりと期末テストで点数を取って、一つでも評定を上げましょう!
今回は、中学校3年生1学期期末テストの範囲にあたる問題を作成しました。
実際に公立中学校で使用した問題を少し加工しました。
範囲
地理:世界地理・日本地理(関東地方・地形図)
歴史:戦後~現代
公民:現代社会
社会科は学校によって進み方が異なるので、学年やテスト名に関わらず、範囲の記事を選んでください!
難易度は「普通」です。
模範解答と解説を付けたので、本番までに一度解いておいて欲しいです。
一度解答してみるだけで、自分の弱点が発見できますよ。
問題
模範解答
【中3】1学期期末テスト問題 地理・歴史・公民(現代社会)【社会】模範解答
解説
1.
(1)
雨温図の問題です。
実力テストでも解説しました。
bは北半球にある地域なので、気温を示す折れ線グラフが谷型になっている「エ」が消えます。
折れ線グラフが谷型になっているのは南半球の地域です。
「B」は折れ線グラフが一定で、年中気温が高い熱帯を示しています。
「A」か「C」ですが、「C」は平均気温が0.9度と低いです。
bは中国の沿海部で、地図をみても日本の九州と緯度が同じくらいです。
なので答えは「A」になります。
ちなみに残りの「B~D」は、どの地域かを考えるのが効率的な勉強法です。
「B」は熱帯なので赤道直下のcです。
「C」はa、「D」は南半球のdになります。
(2)
赤道の位置は必ず覚えておいてください!
今回はアジアでの赤道の位置ですが、アフリカでも出題したことがあります。
アジアでの見分け方は、cであるマレー半島の先っぽにあるシンガポールの真下を通っています。
アジアだけでなく、アフリカと南アメリカにおける赤道の位置をおさえておいてください。
3.
(1)
資料をみると、自分から見て右側に道路、左側に川のようなものがあります。
そして奥にいくと、町のようなものがあり、長く伸びた煙突があります。
地図をみると、自分から見て右側が川になる「A」と「C」が消えます。
「B」か「D」が残りますが、ポイントは煙突です。
煙突から市街地ではなく、工場だと連想してほしいです。
「B」の矢印の先を見ると、川を越えた向こうに工場の地図記号がありますね。
(2)
縮尺も入試ではよく出題されます。
「25000分の1」と書かれているので、逆に25000倍してあげます。
定規でもいいですし、指ではかると約3センチです。
3センチ × 25000 = 70000
単位はなんですか?
センチなのでメートルになおしてください。
700メートルなので、答えは「イ」です。
(5)
高校入試で出題される地図は「25000分の1」と「50000分の1」の2種類です。
それぞれに太い計曲線と細い主曲線があります。
25000分の1の地図では、計曲線は50メートル、主曲線は10メートルごとです。
50000分の1の地図では、計曲線は100メートル、主曲線は20メートルごとです。
(6)
頂上が218メートルです。。
25000分の1の地図なので計曲線は50メートルごとなので、一番近い軽曲線上にあるZは200メートルになります。
地図記号も再確認しておいてくださいね!
5.
(1)
①
ア:国際連合の本部はニューヨークで、ジュネーブに本部が置かれていたのは国際連盟です。
イ:発足当初は51か国でしたが、現在では190か国を超える国が加盟しています。
ウ:国際連盟では武力行使が認められていませんでしたが、国際連合では認められています。
②
国例連合は第二次世界大戦後に発足したので、戦勝国が常任理事国になっています。
だから敗戦国になったドイツと日本は常任理事国にはなれなかったのです。
「拒否権」を持つ常任理事国といわれる5か国は、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国です。
(2)
②
ワルシャワ条約機構はソ連などの東欧諸国の集まりで、アメリカを中心としたのはNATO(北大西洋条約機構)です。
④
イ:孫文は辛亥革命を起こし、清を倒して中華民国を成立させました。
ウ:孫文の後継者で中国国民党を指揮しましたが、第二次世界大戦後、毛沢東率いる中国共産党に敗れました。
エ:第二次世界大戦後、イギリスから独立したインドの初代首相になりました。
6.
(2)
サンフランシスコ平和条約は、第二次世界大戦の仲直り条約だと教えています。
仲直りができなかった大きな国が、ロシア(当時のソ連)と中国です。
(3)
ア:1917年 イ:1955年 ウ:1949年 エ:1950年
サンフランシスコ平和条約が1951年なので、「エ」になります。
(5)
1956年に日ソ共同宣言に調印して、ソ連と仲直りできたことにより、晴れて国際連合への加盟に成功しました。
語呂合わせは、「そろそろ行く頃(1956)国連へ」です。
7.
(1)
問題で近い時期と問うていますが、警察予備隊が発足した年号なんて覚えていませんよね。
そんな時は歴史の流れで考えてみましょう
1945年8月15日、ポツダム宣言を受け入れて敗戦しました。
同時に軍隊は解散させられました。
そんな中、1950年に朝鮮戦争が起こります。
朝鮮半島から近い日本で再軍備の準備が始まります。
軍隊ではなく、警察予備隊として発足し、保安隊と名前を変えて現在の自衛隊になります。
ということで、警察予備隊が作られた理由は、1950年に起きた朝鮮戦争です。
(2)
ア:1956年 イ:1965年 ウ:1951年 エ:1978年
大問6(5)から、「サンフランシスコ平和条約 → 日ソ共同宣言」、「ウ → ア」は分かります。
問題文に「ア」は2番目ということなので、「1:ウ → 2:ア」になり、あとはイとエです。
中国との国交回復は遅く、1978年の日中平和友好条約でようやく仲直りができました。
さらに前の1972年に日中共同声明が出され、日本に初めてパンダがやってくることになりました。
テクニックでいうと、「1:ウ → 2:ア」まで分かると、あとは2分の1の確立まで絞れるということです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「地理なんか全然忘れていたよ」なんて思ったかもしれません。
でも今気づけて良かったのです。
本番は来年の入試ですからね。
地図記号や縮尺の良い復習になったと思います。
まだ期末テストまで2週間以上あるので、見つけた弱点を重点的に勉強してみてください。
もちろん勉強も大切ですが、体調を崩すと元も子もないので、お風呂でゆっくりと温まって、質の高い睡眠を取ることはもっと大切ですよ!
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