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【小学校入学】○○があれば子どもは大崩れしない!【親の不安な気持ちのコントロール術】

タッド先生

まずは卒園おめでとうございます。

思い起こせば、初めて親の手から離れ、幼稚園や保育園へ預けた時、あれほど泣きじゃくっていたのがウソのように思えます。

卒園したかと思えば、すぐに小学校入学の準備が始まります。

お兄ちゃんやお姉ちゃんがいたご家庭では、慣れたことかもしれませんが、初めての進学となると何かとバタバタしますよね。

ネットもあり、必要なものはそろえやすくなりましたが、気持ちの準備は簡単にはいきません。

  • 小学校でもうまくやっていけるだろうか。
  • 友達と仲良くやっていけるだろうか。
  • いじめられたりしないだろうか。
  • 小学校の勉強についていけるだろうか。

意外と母親より父親の方が心の準備ができていないような気がします。

私自身も、昨年、息子を初めて小学校に入学させる父親の一人です。

心配しても仕方がないとは思いますが、何かと不安は尽きないものです。

それが親心といったところでしょうか。

公立中学校で約9年経験のある私が、不安な気持ちのコントロール術や、中学高校と長い目でみた子どもの気持ちの受け止め方をお話します。

まずはできる範囲での準備と子どもの居場所づくりをしてください。

居場所は家庭に限りませんが、家庭が居場所である方が望ましいです。

居場所づくりが最も大切なのです

タッド先生

子どもが大崩れしないための居場所づくりについて、順を追って説明します。

目次

下見するだけで不安は軽くなる

タッド先生

私はオーストラリアへ競馬留学の経験があります。

競走馬の調教は子育てに似ていることが多くあることに気づきました。

スクリーニング」という言葉をご存じでしょうか。

馬と子どもを一緒にするなと言われそうですが、簡単にいうと下見することです。

初めて行く場所をあらかじめ見ておくことで、不安を軽減させる意味があります

例えば、実際の通学路を使って小学校まで行ってみる。

インターホンで、学校見学に来ましたと伝えると、校舎内も見学可能です。

マンションのエレベーターを一人で乗れるかや、インターホンの鳴らし方なども練習しておいてもいいでしょう。

実際に通学路を歩くことで、気をつけないといけない場所を共有できて、親子ともに不安を軽減させるメリットがあります。

持ち物の準備だけでなく、下見をしておくことで通学時の不安や危険がずいぶん軽くなります

子どもの居場所を作る

しかし、いくら周到に準備をしても小学校に行くのは子どもなので、不安はなくなることはありません。

親自身が小学校で経験したように、6年間でさまざまなことが起こります。

いじめとはいかないまでも、嫌なことをされたりすることは小学校を問わずあります。

実際、小さなトラブルはあっても子どもは幼稚園や保育園を無事に卒園しました。

意外となんとかなるものです。

そして小学校を卒業すれば、中学校が待っています。

なので小学校を問わず、子育てを通じて親の心がけが大切になってくるのです。

それが子どもの居場所づくりです。

タッド先生

居場所とは安心できる基地ともいえます。

基本、居場所は家庭であることが理想です。

学校で大声をあげて注目を引いたり、甘えたりする子どもは家庭で十分甘えられていないことが多いです。

逆に家庭でしっかりと話を聞いてもらい、甘えられている子どもは学校で頑張ることができます

居場所つくりって具体的に何をすれば

公立中学校の教師時代、多くの教師がトラブルで保護者へ連絡した時、最後にこんなことを言っていました。

タッド先生

よく話を聞いてあげてください!

トラブルを起こすということは、「助けて!」というメッセージを子どもが発しています

反社会的な言動に思えても、SOSのメッセージなのです。

いやだー」=「どうか僕を助けて」ということです。

心理学で「傾聴」という行為があります。

ただただクライアントの話を聞くのですが、反社会的なことを言ったとしても注意したりせずに聞きます。

共感されれば、人は親近感を覚えて気持ちが落ち着きます。

子どもが転ぶ。

「うわぁぁぁーーーん、いたいよぉーーー!」

一人の母親は、子どもに駆け寄り、「あー、痛かったね~」と共感する。

ある母親は、「はい、これで大丈夫!」と高価な絆創膏を貼る。

子どもは泣きじゃくりながらも母親をしっかり見ています。

この母親は自分のことを分かってくれているのか。

ここで本当の安心感が生まれるのです。

子どもがして欲しいのは、「治療」ではなく「共感

安心できる基地、つまり居場所があるから、子どもは新しいことに挑戦できるのです

まとめ

タッド先生

とにかく意識して子どもの話を聞いてあげてください。

話を聞いて共感することで、子どもの居場所ができます。

意識しないと、親が疲れていたり、忙しいと「共感」ではなく「治療」になりがちです。

子どもが本当に求めているのは、共感であり、安心できる基地なのです。

繰り返しになりますが、安心できる基地があって、新たなことに挑戦できるのです

基本的には母親の方が相談しやすいので、父親は深く追求せずに、母親と情報を共有している程度で大丈夫です。

ただ6歳でもギャングエイジと呼ばれ、プチ反抗期が始まったりします。

タッド先生

今日、学校はどうだった?

など、軽いジャブでいいので父親も子どもと関係を築いておくと、いざという時に話相手になれます。

親自身が経験したように、いくら心配しても6年間でさまざまなことが起こります。

ただいざという時、居場所がある子どもと、そうでない子どもとで差が出るのです。

子どもが家庭でリラックスできていますか。

本音を話せる親子関係ですか。

居場所がある子どもは大崩れしません。

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この記事を書いた人

名前:タッド先生

関西在住のアラフォー男。

同志社大学卒業。

元公立中学校教師。

既婚、1児の父。

うつ病で退職を余儀なくされ、より良い生き方を模索しています。

約9年間の公立中学校勤務の経験から、子育ての悩み、成績の上げ方の工夫など教育全般について発信しています。

ご意見やご要望などあれば、コメントかメールでお気軽にお知らせください。

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