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【学年別の勉強法】冬休みの過ごし方で勝負が決まる! 【中学生】

今年も残りわずかになってきましたね。

まだまだマスクの着用が必要で、3年生は入学当初からマスク生活。

先生や同級生の顔を、きとんと見たことがない人もいるのではないでしょうか。

それでも勉強や部活はあり、これまでと同じように頑張らないといけません。

いろいろと制限が多く、ストレスも大きいなかでの学校生活から、逆に学習したこともあるのではないでしょうか。

  • 行事だって簡略化できたやん。
  • 全員が学校へ行って、同じ教室で授業を受ける意味はあるの!?

そのような疑問や想いは必ず将来生きてきます!

ただ現状の入試制度では、5教科のウエイトが大きく幅を利かせています

逆をいえば、しっかり5教科で良い成績さえ取れば、選択肢や可能性は無限に広がるのです。

日本の入試ってよく叩かれるじゃないですか。でも実際はけっこういい仕組みでもあるんじゃないかと思っていて。どんな場所に生まれようが、親にお金があろうがなかろうが、受験というゲームを乗り越えさえすれば入学が保証されて、多様な人材を包み込める仕組みになっている。そこはすごく公平だと思うんですよね。ただ、評価の基準は学力をはじめ特定の能力だけを重視しすぎるものになっているのは間違いないので、公平な仕組みは残しながらも、いろんなタイプの能力を測れる、評価の仕方自体が何百個もある入試がいいと思います。

イェール大学助教授 成田悠輔氏
タッド先生

では約2週間、具体的にどのように勉強すればいいのかを社会科を例に解説します。

元公立中学校の教員で、大学受験時には12月の模試で「E判定」から、2月の本番で逆転合格を達成したタッド先生が書いています。

目標

1~2年生は、3学期の評定を1つ上げましょう

3年生は、まずは私立高校の合格です。

目次

すべての学年に共通する過ごし方

冬休みは2週間程度しかありません。

しかしながら、クリスマスやお正月など大きなイベントがあります。

3年生はあまり気にならないかもしれませんが、親戚の集まりなどにも参加せず、合格後にまとめてお祝いをするようにしましょう。

1~2年生は、夏休みに続き、行動制限のない冬休みです。

3年生になれば旅行も帰省もできません。

思い切って家族旅行をしたり、友人と遊んだり部活といろいろとやって欲しいです。

とにかく3年生は冬休みは「勉強」が最優先です

社会科では、3観点の「思考・判断・表現」の面から、記述式の問題が増えています。

勉強法として、一問一答式の逆をやってみてください

例)

普通の一問一答式

Q:飛鳥時代に建てられた現存する世界最古の木造建築物を答えなさい。

A:法隆寺

逆は、

一問一答式の答えを見て、「法隆寺」とは何かを自分の言葉で答えてみてください。

答えは、一問一答式の問題が答えになります。

飛鳥時代現存する世界最古の木造建築物厩戸皇子(聖徳太子)などの重要語句はしっかり押さえてくださいね。

中学1年生の勉強法

いよいよ2学期も終わります。

来年の4月になれば、もう2年生です。

中学校生活にも慣れ、部活でも新人戦に出たりと忙しくなってきたと思います。

タッド先生

2学期の成績はどうだったでしょうか?

中学校のテスト勉強にも慣れ、学習習慣が身についていれば問題はありません。

ただ、すでに英語なんてまったくわからない。

数学なんてちんぷんかんぷんだ。

という方は、3学期からどんな風に学校生活を送ろうかを考えないといけません。

目標は、評定を1つ上げることです

教科は何でもかまいません。

1上げるために何をすればいいのかを考えてみてください。

提出物をすべて期限内に出す。

定期テストの点数を上げる。

社会科では、学校によって進度が異なります。

地理が終わったという人もいれば、世界地理と歴史を少し学習した人もいます。

簡単な一問一答式の問題集でいいので解いてアウトプットしてみましょう。

得意な人は、もう少し難しい問題集にチャレンジしてみてもいいかもしれません。

とにかく一度アウトプットして、自分がどれだけできるかを確認してみてください

3年生になって、地理が苦手という人をたくさん見てきました。

1年生のうちに地理の基礎が固まっていると、3年生で社会科を武器にテストで戦えますよ。

家族旅行などにも行って、気分転換してみてもいいでしょう。

社会科に限らず、1日30分でいいのでスキマ時間に学習する習慣をつけたいですね。

スキマ時間を利用して学習習慣をつけたい人は「スタディサプリ」を利用してみてください。

中学2年生の勉強法

早いもので中学校生活も残り1年となりました。

部活では3年生が引退して、新チームが結成されました。

引き続き、授業に部活に忙しい生活です。

タッド先生

勉強時間は取れていますか?

塾に行っただけで満足していませんか?

ものすごく忙しいのは、よくよくわかります。

しかし、そこで爪痕を残せる人もいることは事実です。

やるきなしお

じゃあ、どんな風に勉強時間を確保すればいいの?

タッド先生

まずは来年の3学期から「授業への意識」を切り替えましょう。

今まで以上にしっかりと授業を聞き、できればその日のうちに内容を理解できるようにして欲しいです

いきなりすべての授業では無理なので、教科を絞り、確実にその日のうちに復習する。

社会科では、進路は異なっても地理がすべて終わり、歴史は江戸時代くらいまで終わっています。

タッド先生

縮尺の問題は解けますか?

縮尺や地図記号など地形図の問題は実力テストや高校受験でよく問われます

ぜひ冬休みは、簡単で薄い問題集でいいので「地理」を復習して欲しいです

3年生は、公民を学習しながら地理歴史の復習をしなければいけません。

特に地理を苦手とする生徒が多かったからです。

すべてが不可能なら「世界地理」だけとかでもかまいませんし、地形図だけでもいいです。

1年生と同様に休日は友人と遊んだりもかまいません。

息抜きもしっかりして、3学期に臨みましょう。

スキマ時間を利用して「地理」を効率的に復習するなら、スタディサプリを一度お試しください。

中学3年生の勉強法

いよいよ最後の長期休暇になりました。

関ヶ原の戦いではありませんが、まさに「天下分け目の冬休み」になります。

受験生にとって休みなどありません。

合格後にゆっくりと遊んでください。

過去問を解きまくれ!

3年生の生徒によく言った言葉があります。

同じ勉強を同じ時間しても結果がテストに表れてくる時期は人によって違います。

だから最後まで絶対に諦めないでください。

受験は水物といわれます。

ふたを開けてみなければ最後まで結果はわらないです。

私自身、大学受験で12月の模試で「E判定」しか取れませんでした。

でも2月の本番で見事に第一志望だった同志社大学に合格できました。

成功曲線とよばれるもので、みなさんが想像している右肩上がりのカーブではないのです。

ブレイクスルーといわれる急上昇がいつ来るのかは人によって違うのです。

さらに受験当日に体調を崩す人、緊張して実力通りの力が出せない人、マークシートをズレて記入してしまうなど、何が起こるかわからないのが受験です。

だからこそ受験は水物とよばれ、最後の最後までわからないのです

社会科は、もちろんすべての範囲を学習を終えました。

私の授業では、この時期、自習で何を勉強してもかまわないことにしていました。

推薦入試で合格した人には高校から出た宿題をさせたり、おすすめ本を数冊準備したりしました。

とにかく志望校の過去問を解きまくってください

志望校の傾向分析

タッド先生

赤本の巻頭についている過去5年分の出題分野を分析して、本番の予想をしてみましょう。

例えば、1年おきに江戸時代が出題され、去年は出題されていないので、今年は出るという具合です。

ある程度、点数が取れてきたら小選挙区比例代表並立制のドンド式で議席配分する方法など、少し難しい問題にも挑戦しましょう。

より難易度が高い問題を解くことでライバルに差をつけることができます。

まとめ

冬休みは2週間ほどしかありません。

1~2年生

家族旅行などでリフレッシュすると共に、スキマ時間を利用した学習習慣が身についているかを確認してください

忙しいなかでもスキマ時間を上手に利用できた人は、高校受験まで波に乗れます。

1日30分でかまわないのでスキマ時間を利用した学習習慣を身につけましょう

目標は評定を1つ上げることです。

3年生

3年生は、天下分け目の冬休みです。

12月でテストの結果に表れなくても、2~3月の本番の時期にはブレイクスルーしている可能性も大いにあります。

とにかく志望校の赤本を解いてアウトプットをしてください

できない問題、苦手がわかればインプットするを繰り返す。

タッド先生

ただ満点を目指す必要はありません。

赤本に合格最低点が載っています。

合格最低点さえクリアしていれば大丈夫です

あとはいかに合格最低点を安定してクリアするのに、さまざまな問題に慣れるためにアウトプットを続けてください。

冬が終われば春が来るように、必ずあなたにも春はやって来ます。

寒く、暗い冬ですが、しっかりと根を張り、春の開花に備えるのです。

大変だとは思いますが、受験の先輩として陰ながら応援しています。

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この記事を書いた人

名前:タッド先生

関西在住のアラフォー男。

同志社大学卒業。

元公立中学校教師。

既婚、1児の父。

うつ病で退職を余儀なくされ、より良い生き方を模索しています。

約9年間の公立中学校勤務の経験から、子育ての悩み、成績の上げ方の工夫など教育全般について発信しています。

ご意見やご要望などあれば、コメントかメールでお気軽にお知らせください。

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