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うちのクラスの担任が新任の先生らしいのよ。
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えっ、初めての中学校生活なのに不安ね。
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やっぱりベテランの先生に担任を持って欲しいわ。
慣れない中学校生活で、担任の先生が新任とわかると何かと不安ですよね。
校区の違った小学校と一緒の中学校になり、授業や部活動、学校生活すべてが心配なのに、担任が新任なんて。
記事を書いているのは、公立中学校で約9年間の教員経験を持つタッドです。
私自身も荒れた学校から超学力が高い学校まで、さまざまな経験のなかで、生徒と共に成長してきました。
「新任」の定義から、メリットとデメリット、担任が新任だった時に意識して欲しいこと、それでもどうしても不安な場合について丁寧に解説します。
これでもし担任が新任の先生だった時、不安が少なくなりますね。
新任と新採用の違い
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まずここをはっきりとしておきましょう!
新任とは、新しく学校に着任された先生です。
ベテランの先生もいますし、新採用の先生も含みます。
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じゃあ新採用って?
新採用とは、教員採用試験に合格して新たに採用されて先生のことです。
新採用には、新卒で3月まで大学生だった先生もいますし、期限付き講師として現場で経験を積んだ先生もいます。
講師として現場で経験を積んだ先生のなかには、担任や部活動の主顧問をした先生もいます。
私の周りに10年講師を経験して新採用になった先生もいました。
そうなれば新採用といえど、もうベテランですね。
みなさんが不安だと思われている先生は、新卒新任の先生(以下、新任の先生)のことです。
担任が新任のメリット・デメリット
教育に対する情熱が高い
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一概にベテランの先生が良いとは限りません。
新任の先生にあってベテランの先生にはないものもあります。
「教育に対する情熱」です。
ベテランの先生に情熱がないといえばウソになりますが、経験と引き替えに情熱は低くなる傾向にあります。
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高い情熱を持って指導されているベテランの先生、すみません。
ベテランの先生のなかには、毎年同じ教材を使われている先生がいます。
長年の教材研究で磨かれた教材であればいいのですが、イマイチわかりにくいのに使い続けている先生もいるのは事実です。
ICT教育が取り入れられ、タブレット教材が配られるなか、まったく使わないベテランの先生もいました。
新任の先生の情熱は、よいわかりやすい教材を考えたり、最新のICT教育を取り入れるなど、柔軟な姿勢に表れてきます。
すべてにおいて丁寧
仕事がわからない分、仕事が丁寧です。
クラスで起きたことを逐一電話で教えてくれたりと、丁寧過ぎるほど丁寧です。
次にデメリットを挙げますが、メリットとデメリットは表裏一体で、丁寧過ぎるということは、要領が悪いともいえます。
要領が悪い
すべてが初めてなので、良くいえば丁寧、悪くいえば要領が悪いです。
生徒指導や保護者対応で、学年主任に指示を仰いだりと時間がかかることがあります。
しかし、独断ではなく、きちんとベテランの先生に相談しているので、大目に見ていただけると助かります。
担任が新任の時、不安になる原因
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丁寧過ぎるが要領が悪く感じてしまう。
教職30年のベテランと新卒で初めてクラス経営を想像してみてください。
そもそも新卒の先生に担任を持たせるのはどうかという疑問も正直ありますが。
いきなり教職30年のベテラン教員と同じ土俵に立たないといけません。
一般の会社で、新卒の新入社員がベテランと同じ仕事を任されることはまずありません。
一言でクラス経営といっても、不登校の対応から個々のアレルギーを把握した給食指導。
生徒指導や教科になった道徳の授業。
それに加えて教科指導や部活動の指導まであります。
新任研修もありますので、出張やらレポートを書いたりと大忙し。
一生懸命だけど、もうアップアップした状態です。
ひとたびクラスでもめ事が起こった日にはてんやわんやです。
情熱はあるのですが、余裕がないのです。
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荒れたクラスと聞いているのでいじめられないか心配だわ。
クラス替えをした際、どのクラスを担任するかは配慮があります。
新任の先生は、比較的落ち着いたクラスの担任にしてもらえます。
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担任の先生任せにするのではなく、子どもの居場所を家庭につくってください。
夕食後に子どもと話せる時間を少しつくるだけで居場所は確保できます。
親子関係の改善は家庭学習を習慣化するうえでも大きく役立ちますよ。
その上で担任の先生と情報共有ができれば最高です。
スクールカウンセラーも活用してみてください。
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担任が新任で不安な時、意識して欲しいこと3選
比較しない
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なんとなく不安なのよね。
無意識のうちにベテラン教員と比較してしまいます。
メリット・デメリットでもお伝えしましたが、ベテランだから良いとは限りません。
新任の先生には教育への情熱があります。
ベテランの先生も情熱がないことはないのですが、余裕があり落ち着きに代わっています。
情熱であり、丁寧さです。
ベテランが挑戦しない新しい取り組みにも意欲的にチャレンジします。
新任の先生の良いところに注目してほしいです!
要望はきちんと伝える
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モンスターペアレントって言われない!?
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要望を伝える時のコツをお伝えします。
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前の先生は~してくれた。
これは生徒だけでなく保護者の方にもいえることです。
以前、担当していた先生と比べて、できていないことだけ指摘するのです。
あまり、逆は聞いたことないですね。
前の先生は~してくれなかったのに、してくれるようになって嬉しいと。
新任とベテランだけでなく、生徒指導が上手な先生もいれば、部活動指導がうまい先生もいます。
それぞれ得意なところと不得意なところがあります。
例えば、男性で生徒指導が上手な先生は、やんちゃな生徒をうまく抱え込んでくれます。
でも参観日に教室へ行くと、飾り気がなく殺風景な感じがします。
「もっと教室を華やかに」と求めるのは筋違いです。
つまり、得意なところと不得意なところをトータルでみて欲しいです。
あれもこれもを求めるのは違います。
ただ新任といえど最低限度のことは求められます。
トータルでみたうえで、最低限ここはきっちりとして欲しいというところは伝えましょう。
それでも不安な場合の対処法は後述します。
小さなミスに目くじらを立てない
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うちのクラスだけ懇談会のプリントが配られてないわ。
これは新任だけでなくベテランでもミスはあります。
1日遅れで配られたり、電話すると「明日、必ず配ります」と対応してくれるなら大丈夫です。
ただ学校生活をしていくうえで配慮して欲しいことを伝えたにも関わらず、してくれていない。
このような命や危険に関わる重大なことをいい加減にしている場合はいくら新任といえど許されません。
![](https://tadblog.net/wp-content/uploads/2022/03/スクールカウンセラーの活用法-1-500x263.png)
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それでも担任が新任で不安な場合
基本的には担任、学校を信じて欲しいですが、最近は学校や教育員会ぐるみで問題を隠ぺいする事件も増えています。
担任が新任、ベテランに関わらず、不安な場合は、外部へ相談できるように出来事を時系列で記録しておいてください。
例)
○月○日、下校時に靴がなかったので担任の○○先生に相談した。1時間ほど一緒に探したがなかったので学校から靴を貸してもらって帰宅した。
夕方に担任の○○先生から電話があり、校舎の裏側で靴が見つかったとのこと。学年主任の先生には報告済みで明日、クラスで話してよいかと聞かれた。
これは一例ですが、学校側とのやり取りを時系列で記録しておいてください。
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万が一の場合、外部機関へ証拠として提出できます。
基本的には担任や学校を信じて欲しいですが、どうしても不安な場合は記録は残しておいて損はないです。
まとめ
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担任が新任で不安というのは、新卒新任の場合で、講師で担任を経験した先生もいます。
新任の先生は経験不足は否めなせんが、代わりに情熱があります。
新しいことに挑戦する姿、これこそまさに生徒の模範ともいえるのではないでしょうか。
教育現場がブラックだと明らかになり、教員のなり手不足のなか、あえて教職の道を進む人たちを私は応援したいのです。
そりゃ誰でも経験豊富なベテランの先生にみてもらいたいのはよくわかります。
でもベテランも必ず新任の時代を乗り越えて現在があります。
小さなミスは大目にみて、伝えなければいけないことはしっかりと伝えてください。
ベテランでも部活動指導は不得意だけど、教科指導は得意という先生もいます。
「部活動指導をもっと頑張ってよ」というより、教科指導を含めたトータルでみてください。
ただ不得意といえど、命に関わることや危険が及ぶ事態であれば、きちんと伝えてくださいね。
あと「新任だから」と学校の責任だけにせず、家庭でも子どもの居場所をつくってください。
思春期の子どもにとって居場所はとても大切です。
学校や塾、友人でもいいのですが、家庭が居場所であることに越したことはありません。
子どもの居場所が確保されたうえで、学校と連携できると最高です。
残念なことにいじめなどの問題が組織ぐるみで隠ぺいされることがニュースになります。
基本的には学校を信じて欲しいですが、トラブルがあれば、学校とのやり取りを時系列に記録しておいてください。
万が一の場合、証拠として外部機関に提出できるからです。
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学校の出来事なんて知らないわ。
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だから家庭環境が大切なんです!
些細なことでも話せる親子関係であれば、学校生活は把握できます。
だからといって根掘り葉掘り尋問のように聞くのは間違いです。
これが普段、子どもと関係を築けているかがはっきりと出ます。
また親子関係と家庭学習の習慣化は比例します。
塾やオンライン学習ツールを使っても、やはり最初は親が管理しないと勉強はしません。
担任が新任の先生だった時のお話をしましたが、学校生活をうまく乗り切る土台に家庭環境があります。
あれこれと対症療法的な対応ではなく、まずは自然と子どもと学校のことについて話せる関係づくりをしてください。
居場所ともいえる土台があれば、万が一何かあった場合にも最悪の事態は免れます。
さらに家庭学習の習慣化や学力の向上のためにも役立ちます。
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今からでも遅くはありません。
まずは夕食後、自然な形で子どもと話す環境をつくってください。
それが習慣化すれば家庭学習にもつながります。
私はいつも「評定を1つ上げよう!」と言っています。
評定5を取るのは難しくないです。
やり方を間違えているだけなのです。
「今日の社会科で何を習ったの?」から始めてください。
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追記:息子の経験から新任でも大丈夫!
私には小学生の息子がいます。
ある年、担任が年配の女性の先生に当たりました。
昨年は中堅の男性の担任だったので、より熟練された指導を期待しました。
それぞれにメリットとデメリットがあり、どの先生がダメということはありません。
ただふたを開けてみると、ボソボソとした話し方で指示が聞き取りづらい。
字が汚く、私も参観に行きましたが、あまり授業がおもしろくありませんでした。
期待し過ぎていたのかもしれませんが、ベテランとしての良さがあまり感じられませんでした。
それなら新任の先生の方がいいんじゃないかとも思いました。
足りないものはあるものの、熱意が高く、より良い授業をしようという意気込みだけでも児童には十分伝わるからです。
子どもは意外と敏感で、少々能力が足りなくても先生が一生懸命頑張っているなら、一緒に頑張ろうという生き物なんです。
超ベテランでも不安があるのだから、新任の先生でも大丈夫ですよ。
親子で一緒に応援してあげてください。
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