「就学援助」という制度をご存じですか?
しゅ、就学援助!?
小中学校のような義務教育に就学する時、学用品費や医療費が援助される制度です。
うちは援助対象になるのかしら?
ひとり親家庭だけでなく、年収500万円の家庭でも対象になる可能性があります。
でもママ友に知られたくないわ。
大丈夫です!ママ友やクラスの友人に知られることはありません。
就学援助ってどんな制度なの?
援助の認定基準は?
もし認定されれば、具体的にどんなことが援助されるの?
ママ友などに知られるなどのデメリットはある?
就学援助の申込み時期は、5月中旬~6月にかけてです。
就学援助を受けることは決して恥ずかしいことではありません。
義務教育とはいえ、教育費など養育にかかる費用は安くないです。
就学援助の内容や認定基準を参考に、利用できる場合はぜひご活用ください。
就学援助とは
小中学校のような義務教育に就学する時、学用品や医療費などが援助される制度です。
認定されても、毎年度、申込みが必要になります。
申込み時期は、5月中旬~6月が多いです。
場所は、通学する学校や市役所、電子申請できる自治体もあります。
「自治体名 + 就学援助」で検索してみてください。
認定基準は?年収500万でも対象!?
豊中市を例に説明します。
各自治体によって、認定基準や援助の内容、申請方法など詳細は異なります。
基準額は、○所得 ×収入 です!
給与明細の「支払金額」ではなく、「給与所得控除後の金額」になります。
さらに家族の人数によっても基準は異なるので、年収500万円の家庭であっても対象になる可能性があるのです。
微妙な場合は、とりあえず申請してみることをおすすめします。
援助されるもの、支給額
学用品費、新入学学用品費
就学に必要な物品を購入するための費用が支給されます。
別途、新入学児童生徒には新入学学用品費が支給されます。
学校給食費
認定された場合、給食費に充てられるので支給はありません。
林間・臨海学舎費、修学旅行費
参加者のみに上限額が支給されます。
医療費
通常、医療機関の窓口負担は3割で、子供医療証がある場合、1日最大で500円で受診できます。
認定された場合は、「医療券」が発行され、無料で医療機関を受診できます。
※豊中市の場合、医療券は発行されず、特定の疾病になった時のみ無料になります。
子供医療証との併用はできません。
また小中学校に在籍の児童生徒のみ使用できます。
※自治体によって対応が異なります。
デメリットはあるの!?
認定されたとしても、ママ友やクラスの友人に知られたくないですよね。
就学援助を受けていることを知っているのは、役所の担当係、学校では事務室の職員と担任の先生です。
もちろん守秘義務があるので、部外に漏れることはありません。
申請方法は、保護者が学校の事務室に直接持参したり、学校への郵送、市役所での申請、電子申請など、さまざまな方法で申請可能です。
デメリットはありません。
援助を受けることは恥ずかしいことではなく、むしろ子育てに必要な制度は積極的に活用しましょう。
まとめ
この時期に記事を書いたのは、就学援助の申込みが5月中旬~6月にかけてが多いからです。
就学援助は、就学に必要な物品を購入するための費用が支給される制度です。
その他にも、給食費や医療費が支給されます。
一人の子どもを育てるために必要な費用はとても大きいので、活用していただきたい制度です。
所得制限がありますが、基準額は所得であり、収入ではありません。
家族の人数によっても基準額が異なりますので、年収500万円の家庭でも対象になる可能性がありあます。
対象かどうかが分からない場合は、とりあえず申請してみることをおすすめします。
就学援助を受けていることを知る人はごく一部で、クラスの友人などに知られることは絶対にありません。
電子申請など、申請方法も多様化していますので、それぞれの自治体での申請方法を調べてみてください。
繰り返しになりますが、就学援助を受けることは、決して恥ずかしいことではありません。
うまく制度を活用して、心に余裕を持って子どもと向き合いたいですね。
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