もうすぐ期末テストだね。
うん、最近、体調が悪いんだ。
もしテスト当日に休んでしまったらどうしよう。
大丈夫!?当日に休むと評価が下がるって噂を聞いたよ。
体調が悪い場合は休んでください。
評価が下がることはありません!
ホント!?
それなら万が一の時でも安心だね。
「テスト当日に休むと評価が下がって成績に反映する!?」とYahoo!知恵袋に質問がありました。
12月には2学期期末テスト、第4回実力テスト(3年生)があります。
一気に寒くなり、体調管理が難しい時期ですね。
一生懸命、勉強してきたのに、テスト当日に休んでしまったらどうしようと思うと不安ですよね。
結論からいえば、テスト当日に休んでも大丈夫です!
テストの点数は0点にはならず、見込み点がつけられます。
成績も見込み点を参考に出されるので、大きく落ちることはありません。
では見込み点のつけ方を解説します。
記事を書いていて気づいたのですが、不登校の生徒ほどテストを受けた方がいいのです。
その理由を含め、別室受験についても、公立中学校で約9年間勤務した私が解説していきます。
期末テスト当日に休んだ場合の点数
期末テストなど定期テストを休んだ場合、テストの点数が0点にあることはありません。
「見込み点」という点数がつけられるからです。
見込み点とは、もしテストを受けた場合、このくらいの点数が取れるだろうと思われる点数です。
見込み点のつけ方
学校や教員によって異なりますが、6つの公立中学校を異動した私の経験で解説します。
中間テスト | 平均点 | 期末テスト | 平均点 |
65点 | 54点 | ? | 58点 |
このような場合、計算式はこうなります。
65 : 54 = X : 58
つまり、平均点に対して、どれだけ点数が取れていたかを計算します。
69.814…となるので、四捨五入して70点ですね。
見込み点は「70点」ということになります。
ただそのまま10割で入れるのか、6~8割にするのかは学校や教員によって異なります。
私の場合は、原則10割で計算していました。
例外は不登校の場合は、7~8割です。
不登校の場合は、可能であれば別室受験をした方が得になってきます。
なぜならテストの点数が、そのまま反映されるからです。
「別室受験の影響は」で後述しますね。
6割で42点、7割で49点、8割で56点、9割で63点になります。
基本的に学校の先生は頑張っている生徒を応援したくなります。
私の場合は10割の計算で成績に入れていました。
中間テスト | 平均点 | 期末テスト | 平均点 |
65点 | 54点 | (70点) | 58点 |
こんな感じです。
見込み点なので、カッコつきで書きます。
いかがでしょう?
受けないのに70点も取れると思うのか、平均点が上がったということは問題が簡単だったので、もし受けていれば70点以上もねらえたのかもしれません。
ただテスト当日に休んだとしても、6~10割で見込み点がつけられるということです。
別室で受けた場合
結論からいうと、別室で受けても減点されたり、評価が下がることはありません。
別室で定期テストを受けるのは不登校の生徒がほとんどです。
不登校の生徒こそテストを受けてほしい
不登校の生徒こそ、可能であれば定期テストを受けてほしいです。
登校すること自体が難しいのは重々承知ですが、評定を決めるうえでテストの点数の占めるウエイトが大きいからです。
例えば社会科の評定を「5」と決めるのに、
「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から判断しています。5 | ||
知識・技能 | 思考・判断・表現 | 主体的に学習に取り組む態度 |
A | A | A |
この3つの観点はすべて同じウエイトではなく、学校や教科によって重みづけが違います。
ただいえることは、「知識・技能」「思考・判断・表現」に含まれるテストの点数が占めるウエイトは非常に大きいです。
「主体的に学習に取り組む態度」である提出物は、家でノートを写したり、課題をして提出してください。
もちろん普段行くことが難しい学校へ行くだけでも体力も気力も消耗しますが、ある意味テストの点数さえ取れれば評定は上がるのは事実です。
評定が上がれば自信がついてくるかもしれませんが、くれぐれも無理をしないでください。
別室でテストを受けるために
- 担任の先生に別室でテストを受けることを事前に相談しておく。
- 普段授業を受けている教室の隣の部屋ではなく、離れた部屋を用意してもらう。
- 午後からテストを受けるなど、時間を変更してもらう。
どこの学校や学年でも不登校の生徒は必ずいます。
なので、どの学校や学年でも別室対応は準備しています。
別室のテスト監督は事前に当日のテスト問題をすべて預かっているので、50分をかけて解答しなくても、終われば次々と教科を終わらせることもできます。
教科担当者もきちんと質問に回って来てくれますよ。
登校するだけで大変だと思いますが、一度担任の先生に相談してみてもいいかもしれません。
まとめ
期末テストなど定期テストを当日休んだ場合、点数が0点で計算されることはありません。
6~10割の見込み点がつけられるからです。
私の場合は原則10割、不登校の場合は7~8割で計算していました。
元の見込み点自体が、平均点に対する得点という計算なので、期末テストの平均点が中間テストに比べて上がれば、見込み点も上がるという仕組みです。
逆に平均点が下がれば見込み点は下がりますが、自分はもっと良い点数を取れたかもしれません。
ただ最悪0点にはならないので、体調が悪い場合は無理せず休んでくださいね。
見込み点で7~8割になるのが不登校の生徒です。
もし自宅で勉強はしてある程度点数は取れるのに、7~8割にされてはもったいない気がします。
しかし、普段行かない学校へ登校するとなると大変ですよね。
教室から離れた別室を用意してもらったり、時間をずらしてテストを受けることもできるので、一度、担任の先生に相談してみてください。
成績をつけるうえで一番大きなウエイトを占めるテストの点数が、見込み点ではなく、そこそこ取れた場合、評定は大きく変わってきます。
制服に着替えて登校するのは、ものすごく勇気がいることですが、自宅で勉強した結果がテストの点数に表れてくると自信がつき、高校進学にも意欲が出てくるかもしれません。
いきなり全教科を受けるのではなく、自分が得意な教科や好きな教科から受けてみるのも一つの手です。
ただくれぐれも無理はしないでくださいね。
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